クリニックの宣伝・広告にはさまざまな種類があります。例えばテレビCM、新聞の広告欄、地方情報誌への掲載、週刊誌、ラジオのCMやスポンサー契約、インターネットを活用したweb広告、そして交通広告などの種類があります。宣伝・広告に必要なコストと効果を考慮しながら方法選択は慎重にならなければなりません。今回は宣伝・広告のひとつである「交通広告」についてわかりやすく解説していきます。
目次
○交通広告ってなに？
人々の行動や生活環境をとりまく交通機関や交通関連施設はさまざまな箇所にあり、誰しもが利用したことがあるでしょう。建物だけでなく電車やバス、タクシーといった移動性のある空間もその対象になります。このような不特定多数が利用する公共機関に掲載する広告のことを「交通広告」といいます。日常生活においては通勤や通学、旅行や娯楽にて交通公共機関を利用する人は膨大な数になります。生活に欠かせない導線上に広告をだすことで広告が目につきやすい（強制視認性）、反復して広告に接触しやすいという効果があり、インターネットでの宣伝や広告が発達してきた今もなお交通広告は注目をされています。
○交通広告の特徴や効果
●反復訴求効果
交通広告は掲載期間内であれば常に同じ箇所で掲載しているため、接触時間が長く、通勤や通学などで利用する定期利用者に反復して見てもらえるため、クリニックの情報を認知・記憶してもらいやすい（反復訴求効果）広告といえます。
●販促誘導性が非常に高い
クリニックの最寄り駅や最寄り駅を通行する駅に位置する広告であるため、広告を見た後にすぐに受診することができるといったように直接的にクリニックへの集患へ繋げることができます。
●都市型広告としての機能
大きな都市になるほど移動手段としての公共交通機関の利用者は多くなります。都市で生活している人にとって自家用車は使いづらく、電車やバスが主要な交通手段となります。よって生活導線上にある交通広告は利用者にとって非常に効果の高い情報源となるのです。その反面、交通機関が発達していない地域では広告効果が薄いといったデメリットもあります。
●対費用効率が高い
駅や路線、地域や掲載箇所を選択して掲載できるため、集患に繋がりにくい箇所への掲載は避けることができます。よって無駄のない広告掲載が可能となります。広告の掲載箇所でコストが異なるため、どの駅のどの箇所にどの期間だけ掲載するのかといった広告戦略が必要となります。
