クリニックにおける平均患者数は、診療科目によって異なります。
また患者数を増やすための対策も、診療科目に応じた方法を取らなければいけません。
今回は、内科のクリニックにおける平均患者数、そして患者数を増やすための対策について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
内科の平均患者数はどれくらいなのか?
厚生労働省の2017年のデータによると、その年のある月に内科に訪れた患者数は、約3,600万人とされています。
また厚生労働省が発表するその他のデータによると、内科のクリニックの総数(2014年時点)は約64,000件となっています。
内科のクリニックは、忙しい時期とそうでない時期の差が激しいため、あくまで目安程度にはなりますが、上記のデータを参考に計算すると、平均患者数は以下のようになります。
• 1ヶ月:約562人
• 1日:約26.8人
※1ヶ月の外来診療日が21日の場合
上記は2017年のある月のデータですが、内科のクリニックの忙しい時期とそうでない時期がハッキリしていることを考慮すると、平均患者数は25~30人が妥当だと言えます。
つまり内科のクリニックは、忙しい時期なら1日30人、そうでない時期なら1日25人の集患を目指すべきだということです。
いつでも訪れてくれる患者を獲得することが重要
何度も言うように、内科のクリニックは忙しい時期とそうでない時期がハッキリしています。
したがって、平均患者数を意識することも重要ですが、忙しい時期、そうでない時期問わず訪れてくれる患者を獲得することはさらに重要だと言えます。
いつでも訪れてくれる患者を多く獲得できれば、内科が忙しい時期とそうでない時期の平均患者数の差を埋めることができます。
内科が平均患者数を増やすための対策
内科が平均患者数を増やすための対策は、ずばり“いつでも訪れてくれる患者数を増やすための対策”です。
例えば生活習慣病、慢性疾患などの治療で訪れる患者は、忙しい時期でもそうでない時期でも訪れてくれます。
したがって、そのような症状の患者への対応に力を入れたり、そのような症状の患者が訪れやすいように、生活習慣病や慢性疾患などの対応に力を入れていることについて、広告で全面的に押し出したりすることが大事です。
まとめ
内科のクリニックが目指すべき平均患者数、または平均患者数を増やすための対策について解説しましたが、いかがでしたか?
内科のクリニックの経営では、忙しくない時期にどれだけ患者数を減らさず、年間通して安定した集患ができるかが鍵になります。
また逆に、忙しい時期にどれだけ効果的に集患できるかも意識するようにしましょう。