クリニック開業を目指している医者の中には、開業の年齢制限があるのかどうか、気になっている方もいるでしょう。
今回は、医者のクリニック開業における年齢制限について、どれくらいの年齢での開業が多いのかなどについて解説したいと思います。
クリニック開業の知識の1つとして、身に付けておきましょう。
目次
医者のクリニック開業に年齢制限はある?
結論から言うと、医者のクリニック開業に年齢制限は存在しません。
医師免許を取得し、2年間の研修を受けていれば、開業の届出や指定医療機関コードの取得、税務署への届出などを経て、いつでもクリニックを開業できます。
ちなみに、医者としてクリニックを開業できるもっとも若い年齢は、18歳で医学部に現役合格し、6年の教育課程を修了した後、医師免許の取得と2年間の研修を終えた26歳です。
どれくらいの年齢でのクリニック開業が多い?
医者のクリニック開業には、年齢制限がないということを解説しました。
では、クリニックは、一般的にどれくらいの年齢で開業されることが多いのでしょうか?
日本医師会が発表しているデータによると、新規開業の場合、平均年齢は41.3歳となっています。
ただ、医者がクリニックを開業する年齢は、年々遅くなっていると言われています。
なぜかと言うと、近年は勤務先のクリニックである程度キャリアを積んでから、開業に踏み切るというケースが多くなっているためです。
つまり、最短で開業しようと考える医者が減っているということですね。
クリニックを開業するなら急ぐべき?
先ほど、近年は勤務先である程度経験を積んでから、クリニックを開業する医者が増えているという話をしましたね。
このようなケースは、これまでも開業医のモデルケースの1つでしたが、これからクリニックを開業するなら、なるべく急ぐことをおすすめします。
なぜなら、クリニックの開業に有利な開業適地が、都市部を中心にどんどん減少しているためです。
また、近年の医療費抑制への流れが変わらない限り、設備投資などに費やしたコストの回収も、今後どんどん難しくなっていくことが予想されています。
つまり、今のうちに良い立地を見つけ、早めにクリニックを開業しなければ、医者としての旨みは非常に少ないと言えるでしょう。
まとめ
ここまで、医者のクリニック開業における年齢制限、そして開業時期などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
医者のクリニック開業に、年齢制限がないことは事実です。
ただ、今後医者の立場が少しずつ苦しくなると予想される現状を考えると、最短での開業を目指すくらいの気持ちがなければ、成功は難しいでしょう。