美容皮膚科を開業させるにあたって、開業エリアの選定はとても重要な作業です。
また、同じく物件選びも、しっかりポイントを押さえて行わなければいけません。
今回は、そんな美容皮膚科の開業エリア、物件を選ぶ際のポイントについて解説しますので、開業を目指す医師の方はぜひ参考にしてください。
目次
美容皮膚科の開業エリアを選ぶ際のポイントは?
美容皮膚科の開業エリア選びは、主に以下のポイントをチェックしながら行いましょう。
① 人口や交通量は多いか
人口や交通量が多いエリアで開業すれば、必然的に美容皮膚科に通いたいという方は現れやすいと言えます。
逆に、遠隔地で開業してしまうと、あまりニーズのない美容皮膚科となってしまうでしょう。
② アクセス環境に優れているかどうか
美容皮膚科は、駅のすぐ近くなどを開業エリアとして選ぶことで、他のエリアから電車で訪れる患者を集めることができます。
③ 他の美容皮膚科、競合する施設はあるか
美容皮膚科は、他の美容皮膚科、エステサロンなどがいくつか建ち並ぶところを開業エリアとすることで、競合性は高くなるものの、比較的集患しやすくなるでしょう。
美容皮膚科の物件を選ぶ際のポイントは?
美容皮膚科の物件を選ぶ際には、主に以下のポイントをチェックするべきです。
① ビル、建物の清潔感があるか
美容皮膚科を開業する物件は、必ず清潔感があるものにするべきです。
もちろん、これはクリニック全般に言えることですが、美容皮膚科は特に意識しなければいけない点だと言えます。
逆に、少し古びたようなビルや建物で開業すると、患者に不安を与えてしまうでしょう。
② 室内の広さは十分か
美容皮膚科の物件を決めるにあたって、意外と見落としがちなのが、室内の広さは十分にあるかどうかの確認です。
診療室、待合室などはもちろん、トイレや受付など、さまざまな部屋や設備を設けることを想定し、事前にどれくらいの広さがあればいいのかを把握した上で、適した物件を選んでください。
③ コンセプトに合っているか
コンセプトに合っているかどうかを確認することも、美容皮膚科の物件選びでは重要になってきます。
例えば、“プライバシーを重視する”がコンセプトであれば、待合室を個室にするなどの工夫が必要です。
まとめ
ここまで、美容皮膚科の開業エリア、物件を選ぶ際のポイントについて解説しましたが、いかがでしたか?
今回解説したポイントは、決してすべてクリアしなければいけないわけではありません。
ただ、他の美容皮膚科に追いつくまでの期間を縮めたいのであれば、なるべく前述のポイントをクリアした開業エリア、物件を選ぶべきでしょう。