クリニック教育でキーを握っているのは、看護師といっても過言ではありません。
常勤・非常勤に関わらず、新人さんと関わる機会が医師よりも多いですからね。
では、長くクリニックで働いてもらうために、指導者にはどのようなことが求められるのでしょうか?
指導する立場には誰もがなりますから、必見ですよ!
目次
クリニック教育で看護師を指導する~①サポートをしっかりと行う~
クリニック教育の中で、新人看護師に対して指導する際の大切な心構えには、仕事上のサポートが挙げられます。
仕事のサポートは当たり前、と考える医師は多いかもしれません。
ですが、医師がいた世界と、看護師の世界は違うことをご存知でしょうか?
医師には医師の、看護師には看護師の苦労というのがあるのです。
例えば、経験年数が長い人がスタッフになった場合、経験の長さから他の看護師が指導することを躊躇してしまう場合もあり得ますよね。
また、経験年数に関わらず、これくらいはできて当たり前だと、業務のハードルを上げていることがあるかもしれません。
ですが、新人さんにとっては、前の職場と勝手が違いますから、いくら慣れている作業であっても、困ってしまうことがありますよね。
そのような時には、看護師だけでなく、スタッフ全体でサポートをするようにして下さい。
ちょっとしたことでもサポートしてもらえると、業務上の不明点等、相談しやすくなりますよね。
助けてもらえるという安心感は、長く働いてもらうためにも大切な部分になるでしょう。
クリニック教育で看護師を指導する~②成長できるような環境を作る~
また、看護師の中にはベテランの域にあって、教えることがない人がいる一方で、まだまだ若い人を採用することもありますよね。
特に、経験年数が浅い看護師の場合は、クリニックでの対応に慣れない人も多いでしょう。
クリニック教育で看護師の指導をする場合、本人の成長を促すことができるような環境作りが大切になります。
例えば、クリニックならではの患者さんとの対応や業務上のやり方があると思います。
それを全て伝えるのでなく、ヒントを出して、その人なりのやり方を探すような方法を模索することも大切ですよね。
特に、患者さんとの関わりは、クリニックの理念だけでなく、看護師のスキルとしても求められるでしょう。
こればかりは、先輩が答えを示しても意味がありません。
もちろん、先輩看護師も、指導することで自分を顧みることになりますから、新しい発見ができます。
お互いに成長できる環境は、クリニック全体の成長にも繋がるでしょう。
まとめ
クリニック教育で新人看護師を指導する場合、指導者は威圧的に対応してはいけません。
しかるべきサポートを行いつつ、本人が成長できる種を蒔いてあげる、所謂、見守りポジションで問題ないのです。
後は、患者さんのために治療に必要なことをしっかりと教えるだけで、少しずつ動けるようになっていきます。
新人さんに指導することは、今までの自分の業務を振り返ることになりますので、自分を見直すきっかけにもなるでしょう。