通常の起業とは違い、開業医の融資の申請は通りやすいと言われていますよね。
なぜなら、医師という職業のアドバンテージがあるからです。
その一方で、職業的な優位さがあっても、開業資金集めのための融資が得られないなんてこともあります。
一体、なぜ融資の審査が通らないのでしょうか?
今回は、その理由に迫ります。
目次
開業資金の融資が得られないワケとは?
開業資金の融資の審査が通らない理由には、以下の内容が挙げられます。
・預金通帳のお金の流れに不明な部分がある場合
・自己資金があまりにも少ない場合
・クレジットや税金等の滞納がある場合
上記以外にも考えられる事情はあるのですが、やはりお金の面で信頼できる人なのかどうかがポイントになると言っても過言ではありません。
開業時に自己資金が少ない場合でも、対応してもらえることは十分にあります。
ですが、あまりにも無計画だったり、現状の準備資金が足りなかったりする場合には、難色を示されることもあるでしょう。
また、何かしらの滞納がある場合や、貯金等のお金の流れに不透明な箇所がある場合は、返済自体に不安が生じますよね。
その結果、審査が通らないということになるのです。
開業資金の段階は一番融資が通りやすいからこそ注意すべき点
クリニック開業に関わらず、様々な業界において、一番開業資金の申請時に融資が通りやすいと言われています。
この事実には、誰もが納得できるはずです。
経営が困難になった時にお金を借りるとなると、返済時の不安が事業を始めた時よりも増してしまいますよね。
だからこそ、スタート時の融資で躓いてはいけないのです!
一般的な起業の場合、自分で用意した準備資金があまりにも少なすぎると、事業を始めたとしても生き残れる確率は低くなります。
要するに、ギリギリの準備資金であっても、用意しておくことは今後の経営に直結することを意味しますよね。
特に、開業医の場合になると、高額な機器の支払いも待っていますから、お金があるに越したことはありません。
このような状態を回避するために、開業資金への融資は比較的対応できるようにしているのです。
融資が必ず通るという訳ではありませんが、通りやすい事情について理解できますよね。
開業にあたって融資の手続きをする際は、今回の記事の内容を忘れないようにして下さい。
まとめ
開業資金の悩みとして、融資の審査に不安を抱えている医師は多いでしょう。
ですが、余程の状況でなければ、基本的に融資は通りやすい状況になっています。
そのため、日頃からのお金の管理や使い方に気をつけていれば、問題なく話が進められると考えて下さい。
もちろん、融資に関してはその時の状況にも左右されますから、不安要素が少ない状態で臨むのがベストです。
