保険診療と自費診療の取り方の違いはどこにあるのか?


クリニックを受診する際は、保険診療と自費診療があります。
それを受ける患者さんは、どのようにして受診するクリニックを選ぶのでしょうか?
保険診療と自費診療それぞれのクリニックの選び方や、考え方の違いについて解説します。

目次

保険診療はどのように選ぶのか

患者さんがクリニックを選ぶ際は、保険診療と自費診療で違いがあります。
どのような選び方をしているのでしょうか?

保険診療の場合は、あまりこだわって探す人はいません。
そのため、とにかく近くのクリニックを探して受診する人がほとんどです。
保険診療の場合、受診した際の対応もある程度決まっているため、あまりこだわる理由がないからです。

例えば、風邪を引いてクリニックを受診する場合、クリニックを選んでもあまり違いはないでしょう。
違いがあるとすれば、混んでいるかどうかだけです。
しかし、それはクリニックに行ってみなければわかりません。

そして、対応も特に違いはありません。
熱を測って、心音を聞いて、のどの様子を見て、風邪かそれ以外の肺炎などかを判断して、注射を打つか薬を出すかするくらいです。

どのクリニックを選んでも、即日で風邪が治る保証のある薬を出してくれることはありません。
そのため、風邪であれば特にクリニックに拘る必要はないのです。

それ以外の病気でも、保険診療であれば診察内容にさほど違いはありません。
余りに普通とは違う診療をしていると、診療報酬の請求が認められなくなるからです。
そうなると、クリニックが損をするだけです。

自費診療はどのように選ぶのか

一方、自費診療というのは健康保険の範囲には含まれない治療のことを言います。
有名なところでは、美容整形があります。
また、歯科クリニックのインプラント治療なども、自費診療にあたります。

高額なものの代表としては、がんの先進医療です。
保険適用の申請がまだ認められていない状態の医療を行うと、保険では賄えないのです。
また、保険診療と混合して行った場合は、本来保険診療に含まれる分も保険が適用されなくなり、自費診療となることがあります。

自費診療になると、保険診療では1,000円から3,000円ほどで受けられる診療が1万円くらいになってしまいます。
そのため、受ける患者さんも診療にクリニックを選ぶようになるのです。

単に近いからと選ばれるのではなく、どのような施術を受けるのか、またその施術ができるクリニックはどこなのかをかなり詳しく調べます。
その病院のホームページやTwitter、Facebookなどがあれば、それもチェックするでしょう。

そして、重視されるのが口コミです。
実際にその病院の施術を受けて、どうだったかという感想が書かれた口コミを探して、その内容を確認し、最もいいと思えたクリニックを選ぶでしょう。

保険診療の場合は、患者さんが自主的に選ぶということはほとんどありません。
こういった患者さんを獲得するのに最も重要なのは、立地条件でしょう。
しかし、自費診療に関しては異なります。

自費診療の場合は、患者さんが積極的に調べて、どこがいいのかをかなり詳細に調査して決めます。
そのため、クリニックの努力次第では、遠方の患者さんを獲得できる機会は十分にあるのです。

自費診療の患者を獲得するために

自費診療の患者さんを獲得するには、まずその目に留まる必要があります。
知らなければ、そもそも調べようがないのです。
そのためには、googleやInstagramでなるべく上の方に表示されるようになることが大切です。

とはいえ、せっかく上に表示されても、その内容がスカスカでは意味がありません。
ホームページやSNSで、しっかりと情報を発信していかなければならないのです。
そのためには、ブログやコラムで役立つ情報を発信していきましょう。

病気や健康に関するコラムは、常に一定の人が見ています。
何か体調が悪いときなどは、まずネットで調べてみる人が多いからです。
そういった人が見て、役に立つと思ってもらえればクリニックの名前も覚えてくれるでしょう。

そして、病気になって自費診療になるときは、まず知っているクリニックから調べることが多いのです。
そこで、患者さんの目に留まりやすくなります。

もちろん、間違った情報を発信してしまうと、患者さんからの信頼を得ることはできません。
患者さんの信頼を得るために、適切な情報を正しく発信するように気を付けましょう。
そうすれば、それが新規の患者さんの獲得につながるのです。

まとめ

保険診療と自費診療では、患者さんの負担が大きく変わります。
負担が大きい自費診療だからこそ、受診するクリニックは慎重に決めたいと考えるのです。
その際は、信頼できるクリニックを選ぶため、まずは信頼してもらえるように正確な情報を伝えていくことが大切です。
なるべく多くの情報を発信して、多くの新規患者から信頼されるクリニックを目指しましょう。


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