医者を志す方の中には、ある程度年齢を重ねている方もいるでしょう。
そんな方が気になるのが、「医者には何歳までなれるのか?」という点です。
また、「何歳まで医者として働けるのか?」というところも、気になるポイントだと思います。
今回は、それらのポイントについて、詳しく解説します。
目次
医者には何歳までなれるのか?
まず、「医者には何歳までなれるのか?」という疑問に関しては、“何歳でもなれる”というのが答えです。
医学部入学、卒業という段階を踏めば、何歳でも医師国家試験は受けられます。
実際、1度社会人を経験し、その後30~40代で医学部に入学して、医者を目指しているという方もいます。
ただ、医者には何歳でもなれると言っても、高齢になればなるほど、当直業務などの負担が大きくなるため、実際は30~40代くらいまでが限度と言えるでしょう。
もちろん、体力的な自信があり、日々勉強することへの抵抗がない方であれば、それ以上の年齢であっても、医者になることを諦める必要はありません。
何歳まで医者として働けるのか?
「医者には何歳までなれるのか?」という疑問が解決したところで、次は「何歳まで医者として働けるのか?」というポイントについて解説しましょう。
これに関しては、一概には言えない部分があります。
医者には、定年退職制度がある場合とない場合があり、医療機関によって異なります。
国立病院もしくは県立病院などで、公務員として勤務する医者は、65歳が定年と決まっています。
言い換えれば、“65歳まで働ける”ということですね。
一方、民間の病院に関しては、定年退職制度を採用しているところとそうでないところがあり、65歳を超えても働き続けるケースがよくあります。
つまり、公務員として勤務する場合は65歳まで、民間の病院で勤務する場合は、年齢の制限なく働き続けられるということです。
ただ、たとえ民間の病院で勤務する医者であっても、ずっと常勤医として働くケースはほとんどありません。
定年を迎えた場合は、非常勤の医師として、その病院やクリニックのサポート役に回るといったケースが一般的です。
まとめ
ここまで、「医者には何歳までなれるのか?」「何歳まで医者として働けるのか?」という疑問について解説しましたが、いかがでしたか?
今回解説したことをまとめると、“医者には何歳でもなれる”、“何歳まででも医者として働ける”ということになります。
ただ、医者を志すのであれば、可能な限り早く医学部を卒業し、医師国家試験を受け、研修医としてのキャリアを積むに越したことはありません。