クリニックを開業する時、身近で頼りになるのがコンサルタントですよね。
この、開業医が依頼するコンサルタントですが、誰でも同じというわけではありません。
その後の関係性も含めると、各々違いがあるのです。
今回は、開業医が依頼するコンサルタントの種類と料金形態の裏側についてご説明します。
目次
開業医が確認しておきたいコンサルタントの種類
開業医がコンサルタントの依頼をする際、どのような人に協力してもらいたいのかによって、選択肢が変わります。
主な種類は、4つです。
・医療関係、クリニック開業に力を入れている銀行、建築会社関連のコンサルタント
・クリニック開業専門のコンサルタント
・行政書士や税理士等の士業で開業に特化したコンサルタント
・数名、又は2人、1人体制のコンサルタント
このように、コンサルタントと一言で言っても、業界や職種が違っていることが分かりますよね。
そのため、依頼する際はコンサルタントの会社だけでなく、保有している資格や経験等を考えた上で判断すると良いでしょう。
そう考えると、開業に至る第一歩は、コンサルタント選びから始まるとも言えますね。
開業医と長い付き合いになるからこそ、コンサルタントの特性を知る
ところで、先程ご説明した開業医が関わるだろうコンサルタントの特徴は、開業以外の事情も参考にすることができます。
例えば、開業後の経営面のアドバイスも欲しいと考えている医師もいるでしょう。
その時に、経営上のアドバイスができるコンサルタントが付いていると、心強いと思いませんか?
コンサルタントが属している業界で選ぶというのは、まさにこのことなのです。
特に、コンサルタントの料金設定が比較的低価格に設定されている場合は、その後のお付き合いを見越している場合が多いです。
例えば、士業関係のコンサルタントの場合は、顧問という形で経理上の関わりを持つことを前提に話を進めてくることが考えられますよね。
その結果、バックマージンという形で利益を得ることができるのです。
つまり、依頼料が安いからお得だと考えるのでなく、その後の関係も含めて、コンサルタント業務に関しては低価格で設定されていると考えるべきでしょう。
このことは、料金形態の数字だけを見ていては分かりませんよね。
とにかく低予算で依頼できるというのは、鵜呑みにしていけません。
まとめ
今回は、開業医が依頼するコンサルタントの種類と料金形態の裏側についてご説明しました。
一言でコンサルタントと言っても、どのような職種の人が担当しているのかによって、専門知識の内容の濃さが違ってきます。
そして、料金形態が安いことを魅力にしていても、他の形で別途料金が発生することが多いでしょう。
予算面も大切ですが、どのような知識が開業に必要なのかを考えた上で、依頼先を判断すべきですね。