医業経営にもコンサルタントが必須な理由


旧来、病院やクリニックの経営は優れた医業を提供していれば成り立っていたように思います。しかし、診療報酬の引き下げや、人口減少によるクリニック数の飽和、医療費の自己負担増加による患者の医療離れなど、社会の情勢が目まぐるしく変化しています。そんななか「医療の質」だけでは競合のクリニックに勝ちきれません。「経営の効率化」は避けられないのが現状です。実際、多くの病院・クリニックにとって医業の経営の見直し、改善は大きな取り組むべき重点課題といえるでしょう。医師が医業のプロフェッショナルであるように、経営のプロも存在しています。経営を改善していくためには、外部のコンサルタントのサポートを受けるのが最も効果的で効率的です。特に医業経営は通常のビジネスと異なる特殊性をはらんでいます。医師は医業に専念し、経営は医業のコンサルタントが支援という体制をとることがオススメです。

 

目次

医業コンサルティングとは

コンサルタントが担当する業務には、以下の分野があげられます。
(1)レセプト分析による現状把握、経営戦略の策定
(2)法人化や新規開業の支援
(3)従業員の人事制度構築や、人材育成教育
(4)次世代への医業継承

 

レセプト分析による現状把握、経営戦略の策定

財務分析や損益分析、損益分析を行い、資金繰りの改善などです。医院全体のお金の流れを把握し、改善する…ここが最もコンサルタントに期待される部分ではないでしょうか。患者の動向や傾向を把握し、経営戦略を策定することもコンサルタントの範疇です。

法人化や新規開業の支援

法人化であれば認可申請から設立の登記、新規開業であれば事業計画書の作成や立地の選定など、そのプロセスは多岐にわたります。ほとんどがはじめての経験となりますし、なんとなく苦手意識を持たれる方も多いでしょう。コンサルタントがその点もケアしてくれれば、安心ですしスケジュールから遅延なく完了できると思われます。

従業員の人事制度構築や、人材育成教育

職員の育成や採用、あるいは社会保険の手続きなども医業の経営に欠かせぬポイントです。職員全員の意識改革やサービス向上なくしては、集患は図れません。

次世代への医業継承

病院、クリニックを公器として、しっかりと残していくためには早期から後継者の育成・選定が必要です。M&Aや承継先の医師を紹介することなども視野に入れたサポートも、コンサルタントが担える業務です。上記はあくまで例ですので、契約内容や契約先によってサポートを受ける内容は異なります。しかし、患者から選ばれるクリニックを経営していくには、コンサルタントの存在が不可欠といえるでしょう。


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