看護師は転職で給料が下がる?給料の良い転職先と給料アップの方法

看護師として転職したいと考えているものの、転職することで給料が下がるのではと不安に感じてはいませんか。看護師の転職は、給料が下がることもあれば、上がることもあります。

看護師の転職で給料を下げないためにはどうすれば良いのでしょうか。この記事では、看護師の転職先のポイントと転職のコツについて紹介します。

看護師が転職すると給料は下がるのは本当?

看護師として転職する際に給料が下がるかどうかは気になるポイントのひとつかと思います。どのようなケースだと給料が下がる可能性があるのでしょうか。また、給料を維持することは可能なのか、転職時の給料事情について解説します。

待遇面をメインで考えると下がる可能性が高い

看護師の給料は、一般職と比べて高い傾向にあります。これは、時間外労働や夜勤のある職場も多くあるためです。残業代や夜勤手当が発生することで、看護師の給料は高くなっています。

しかし、看護師として長年勤めていると、給料面ばかりではなく、私生活とのバランスも気になってくるものです。私生活を重視し、待遇面をメインに考えて転職すると給料が下がってしまう可能性が高くなります。

例えば、夜勤のない日勤のみの職場に転職する場合です。日勤のみだと夜勤手当や深夜割増賃金が無くなるため、その分、給料が下がることがあります。残業のほとんどない職場への転職も給料は下がりやすいです。

大規模病院や私立病院と個人クリニックには差がある

看護師としての仕事内容にさほど変わりはなくても、病院の規模によって給料に差が出てくることがあります。

看護師の給料は病床数が多いほど高い傾向にありますので、病床数の少ない病院への転職によって給料が下がることがあります。

一方、仕事の忙しさで見ると、大規模病院や中規模病院より、個人クリニックの方が余裕を持って働きやすいです。しかし、個人クリニックは規模が小さく、ボーナスが低くなることもあります。

他部署・他業種なら給料が上がるケースもある

ここまで、看護師の転職で給料が下がる可能性のあるケースについて取り上げてきました。一方、転職により給料が上がることもあります。

特殊な業務がある部署への転職や病院以外への転職をした場合です。このようなケースでは、給与水準が一般の看護師よりも高い場合があります。

特殊な業務のひとつに挙げられるのが透析です。透析は血液を扱うリスクが高いことから、透析手当や危険手当などの手当が付くこともよくあります。

また、危険をともなう作業があったり、専門的なスキルを求められたりする場合は、基本給に上乗せして給料が支払われるケースが多いです。以上のように、転職先によっては給料が上がることもあります。

給料が下がる転職はしたくない看護師の転職先

看護師の転職では給料が下がってしまうこともありますが、一方で給料が上がるケースもあると説明しました。転職する部門や病院以外で看護師を必要としているところに転職すれば、一定の給料を確保、もしくは上げることも可能です。

給料を下げずに転職するにはどのような転職先を選べば良いのか、転職先のポイントを紹介します。

大規模病院や私立病院

看護師の給料は、病院の規模や立地、経営母体(国、市町村、社会保険連合、医療法人、公益法人、など)で決まってきます。一般的に、母体が大きい大規模な病院や私立病院の方が、個人クリニックと比べて給料は安定していることが多いです。

経営母体の大きい病院の方がボーナスも多く、トータルの給料は高くなる傾向にあります。個人クリニックからの転職で給料を下げたくないなら、大規模病院や規模の大きい私立病院を狙うのもありです。

手当の多い診療科

病院への転職で給料を下げないようにするには、手当が多い職場を選択するのもひとつです。休日手当や夜勤手当などの手当は病院によって異なってきます。特に、残業や夜勤手当は給料に大きく影響することから、日勤にこだわらないなら残業手当や夜勤手当などの手当が充実した職場を選ぶと良いです。

また、前述のように、精神科や産婦人科、透析など、診療科や専門によっては特別手当が支給されることがあります。手当の多い診療科や専門クリニックを選択するのも給料を維持または上げる方法のひとつでしょう。

美容クリニック

美容外科や美容皮膚科などの美容クリニックに転職する方法もあります。美容クリニックは、保険診療ではなく自由診療で行われるため、看護師の給料にも反映されやすい特徴があります。

また、チームに課せられた売上目標を達成すればインセンティブが入ることもあり、成績次第で給料を伸ばしていくことも可能です。

さらに、美容クリニックは日勤がメインであることが多いため、看護師の中でも夜勤なしで高収入を目指せます。

訪問看護師

病院以外の看護師の転職先として、訪問看護ステーションで訪問看護師として働く方法もあります。訪問看護師は一人で患者様の自宅で看護にあたることも多いため、看護師としての一定のキャリアがあれば転職先として有望です。

職場によっては日勤のみのケースもあり、仕事とプライベートのバランスを取りながら働くこともできます。コールがあったときにすぐに患者様の自宅に訪問するオンコールがある職場なら、オンコールによる手当も付与され、給料を下げずに転職することもできるでしょう。

看護師が給料の良い職場に転職するためのコツ

看護師の転職で給料を下げないためには転職先選びがポイントになると説明しました。しかし、人気のある転職先も多く、転職を希望しても必ずしも採用されるとは限りません。また、採用されても想定していたほど評価されず給料に反映されないこともあります。

給料の良い職場に転職するためには個人の努力や必要なサポートを受けることも大切です。ここでは、看護師の転職で給料を下げないためのコツを紹介します。

評価の高い資格を取得する

看護師に関連する資格の中には手当が付与されるものもあります。例えば、認定看護師や専門看護師といった資格です。勉強して取得すれば、手当により給料が上がることがあります。

転職先で有利になる資格なら給与交渉もできる可能性がありますので、専門性のある資格取得を考えるのも良いでしょう。

また、准看護師と比べ、正看護師の方が平均給与は高くなります。准看護師であれば、正看護師の資格を取得して給料アップを目指すのも方法のひとつです。

キャリアアップを目指す

管理職を目指して転職することも給料アップにつながります。根本的に給与が高い業界や職場に転職しない場合、給与を上げるには役職者になることが有効です。管理職などのポジションにつくことで、役職手当や基本給のアップなどが期待できるでしょう。

管理業務や職員の教育が仕事のメインになれば夜勤も減る可能性があります。現場から次のステップに進みたいときは、管理職を目指すのも選択肢として考えられるでしょう。

プロのサポートを受けながら求人を探す

看護師としての給料を下げずに転職したいなら、転職サイトで転職に強いプロのサポートを受けるのも方法のひとつです。プロのサポートを受けることで、自分の希望に合った求人も見つけやすくなります。条件の良い非公開求人を紹介してもらうこともできるでしょう。

また、ここまで説明してきたように看護師の転職先はさまざまなものがありますが、看護師として高収入を目指すなら美容医療業界がおすすめです。美容クリニックなら、一般病棟の看護師より給料が高い傾向にあります。

美容看護師への転職を考えるなら、美容医療業界専門の人材紹介サイト「ビナラボ」を活用ください。ビナラボなら、美容医療業界に詳しいキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動ができます。

転職のノウハウだけでなく、美容看護師としての生きがいを持って働けるよう、キャリアプランの形成にも力を入れているので、気になる方はぜひ無料相談までお問い合わせください。

まとめ

転職先などによっては、現在の看護師の給料から下がってしまうこともあります。給料を下げずに転職するなら、転職先を考えることと、適切にサポートを受けながら自分に合った転職先を見つけることが大切です。