看護師の面接でのマナーとは?当日の流れ・持ち物・服装を徹底解説!

看護師の面接を前に、きちんとマナーが守れるか不安に思ってはいませんか。面接の際には、受け答えの態度や身だしなみも見られるため、事前にチェックしておくことが重要です。
今回は、当日の面接の流れとマナー、面接前に知っておきたいポイントを紹介します。

看護師の面接当日の流れとマナー

面接当日の流れに沿って、意識したいマナーを紹介します。

1. 受付

面接会場へは、面接時間の20分前に到着しておくと安心です。建物に入る前に、身だしなみの最終チェックをしておきましょう。

最終チェックを終えたら、面接時間の5~10分前に受付をします。時間ギリギリに受付をするのも良くありませんが、早すぎるのも良くありません。ほど良い時間に受付を終えて面接に備えましょう。

なお、受付では、面接を受けにきたこと、面接の時間、自身の名前、わかるようであれば担当者の名前を伝えます。

2. 待機・入室

待機場所に案内されたら、背筋を伸ばして待機します。待機中の私語や居眠り、スマートフォンの使用などはマナー違反ですので注意しましょう。

面接には、会場で待機して面接官を待つパターンと、面接官の待つ部屋に入室して面接するパターンがあります。入室が必要な場合は、軽くドアを3回ノックし、応答があるまで待機しましょう。

入室後、挨拶とお辞儀をします。面接官への挨拶は会場で待つパターンでも同様です。立った状態で挨拶とお辞儀をしましょう。面接官から着席を促されたら、「失礼します」と言って、用意された椅子に座ります。

3. 面接中

面接の際は背もたれに体を預けず、姿勢を正してゆっくりはっきりと話すように心がけます。また、「御院」や「御施設」などの正しい敬称・敬語を使いましょう。

面接官の目を見て話し、必要に応じて相槌を打つことも大切です。しっかり話を聞いていることを表情や態度で示しましょう。一方的に話すのではなく、相手の話に耳を傾け対話することが面接のマナーです。

4. 退出

面接終了後は面接官にお礼を伝えるのがマナーです。座った状態で、「本日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。」とお礼を伝え、立ち上がった後に、椅子の横で再度挨拶します。

部屋を退室する際は、面接官の方を向いて挨拶をしてからドアを閉めるようにしましょう。最後まで気を抜かず丁寧な対応を心がけることが大切です。

看護師の面接での服装・身だしなみ

看護師が面接時に注意したい身だしなみのマナーについて、ポイントを5つ紹介します。

服装

服装は、清潔感のある落ち着いたものを選びます。基本的に、スーツでなければならない決まりはありませんが、指定がなければスーツで面接を受けるのが無難でしょう。

色味は、紺やグレー、ベージュなどの派手にならないものを選びます。下に着るブラウスは白、あるいは薄い水色などの落ち着いたものが良いでしょう。スカートを履く場合は、膝の中央~膝下に裾がくる丈のものを着用します。

髪型・髪色

清潔感のある髪型を意識します。前髪は眉にかからないようにし、髪が長い場合は束ねておきましょう。寝ぐせはきちんと直しておくのがマナーです。

また、派手なカラーは面接官にマイナスな印象をもたらしてしまうことがあります。黒や暗めの茶色など、できるだけナチュラルなカラーで面接に臨むのが良いでしょう。

メイク

看護師の面接で、派手なメイクやノーメイクは相応しくありません。つけまつげで目元を強調し過ぎない、香水を必要以上につけないなど、勤務時を意識したナチュラルメイクを心がけましょう。

ただし、美容クリニックの場合は一般病院と比べると多少しっかり目の化粧が好まれます。健康的に見える程度を意識してメイクしましょう。

アクセサリー

面接において、アクセサリーをつけたり、ネイルアートを施したりするのはNGです。ファッション性のあるアクセサリーは身につけないようにしましょう。また、清潔感が重視されますので、爪は短く整えておくと良いです。

バッグ・靴

面接時の靴やバッグは、服装に合わせて落ち着きのあるものを選びましょう。

バッグは、黒や紺など落ち着いた色が無難です。応募書類が折らずに入るA4サイズ程度のものが良いでしょう。また、面接の際はハイブランドのバッグはNGですので注意してください。

靴はヒールが低いパンプスが好ましいです。

看護師の面接時の服装は以下の記事でも詳しく紹介しています。
看護師の転職面接の服装はスーツが必須?服装と身だしなみのポイントを紹介

看護師の面接をWebでする際のポイント

看護師の面接においてもWeb面接を取り入れているところが増えています。Web面接の場合に意識しておくべき4つのポイントを見ていきましょう。

対面と同じように身だしなみを整える

Web面接も対面の場合と同様に、清潔感のある服装や髪形で臨みます。立ち上がったときにパンツ・スカートが映る可能性がありますので、上だけスーツで下は部屋着を着る、といったことは避けましょう。

通信環境やツールの準備を入念にする

Web面接では、指定されたツールに対応する端末の準備が必要です。できるだけパソコンやタブレットを使うのが好ましいです。

端末を準備したら、通信環境や周囲の環境を確認します。通信が面接途中で切れるような環境でないか、事前に確認しておきましょう。

また、周囲の音は相手にも伝わります。家族が在宅の場合は協力を仰ぎ、できるだけ静かな場所で面接を受けられるよう周辺環境を整えておきましょう。

Web面接は面接先指定のアプリケーションで行われますので、必要に応じてダウンロードをしておきます。入出方法や操作方法も事前に予習しておくと安心です。

カメラの位置に気をつける

端末によってカメラ付きのものとカメラがないものがあります。Web面接では相互に顔が見えるようにしておく必要がありますので、カメラがない場合は外付けのWebカメラを用意しておきましょう。

カメラの位置は、バストアップが移る程度がベストです。目線に合わせて、下すぎたり上すぎたりしないよう調整しましょう。背景には物が移り込まないようにして、無地の壁などを背景にすると良いです。

表情やリアクションに気を配る

対面とは違い、Web面接は表情や感情が相手に伝わりにくいです。相槌や返事、挨拶やお礼はいつも以上に意識して行うようにしましょう。

また、カンニングペーパーを用意しても問題ないと思われがちですが、目線の位置は相手にも伝わりやすいです。目線や話し方などで気づかれますので、基本的に使用しないようにしましょう。

看護師の面接における事前準備

最後に、面接前に確認しておきたい事前準備を3つご紹介します。

情報収集を徹底する

ホームページや採用サイトから、事前に集められる情報を取得しておきましょう。応募する病院や施設について知っておくことはマナーのひとつです。

また、面接では、基本情報をベースに適切な回答ができるかも重要です。細かな質問にも答えられるように、あらかじめ面接で聞かれそうな質問を予測して答えを準備しておきましょう。

持ち物を確認する

前日までに、面接時に必要なものを準備しておきましょう。履歴書などの応募書類をはじめ、印鑑や筆記用具、メモ帳も必要です。スカートを着用する場合は、予備のストッキングも用意しておくことをおすすめします。

アクセスを調べる

面接時間に遅れないためにも、交通手段や所要時間はあらかじめ確認しておきましょう。

公共交通機関の遅延や渋滞など、予期しないトラブルで遅れてしまう可能性もあります。万一の状況も考え、余裕のあるスケジュールで出発すると安心です。

まとめ

面接のはじめから終わりまで、看護師が面接に臨む前に押さえておきたいマナーはいくつもあります。マナーが守れていないとマイナスな印象を与えてしまいますので、基本的なマナーを押さえた上で面接に臨むようにしましょう。当日慌てないために事前準備を済ませておくことも大切です。