疲れたと感じている看護師必見!対処法やおすすめの転職先

「看護師として働くことに疲れた」そう思いながら、仕事を続けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。日頃から疲れを感じていると、体調を崩してしまう可能性もあるため、早めに対処する必要があります

そこで今回は、疲れを引き起こす原因と対処法に加えて、疲れたと感じている看護師におすすめの転職先を紹介します。

看護師の仕事に疲れたときは職場環境を見直そう!

看護師の仕事に疲れたと感じるときは、職場環境を見直してみることが大切です。一度、自身の置かれている状況を整理し、適切に対処していきましょう。

業務以外のことが精神的な負担になっていないか

いじめやパワハラ、セクハラなど、業務以外の問題が要因となる悩みを抱えていないでしょうか。人間関係による問題は精神的な負担になりやすいため、深刻な状況に陥る前に対処が必要です。

特に新人看護師の場合、先輩看護師の顔色をうかがいながら業務に取り組まなければいけないことにプレッシャーを感じる人もいます。

日々の忙しい業務の上、人間関係の悩みが重なると、疲れやすさを感じてしまうでしょう。

労働条件は適しているか

看護師としてそれなりの業務量は働いているものの、労働時間のわりに給料が低かったり、報酬がなかったりすることがあります。夜勤や残業、休日出勤が多く労働時間が長いと当然疲れを覚えますが、プライベートで使うお金が貯まらないようでは、生活面にも支障をきたしてしまうでしょう。

看護師を続けていく上で、業務量と給料が見合っていることは大事ですので、疲れたと感じるときは労働条件に問題がないか、見直す必要があります。

プライベートとのバランスが取れているか

看護師は不規則な生活になりやすいため、趣味や家事の時間を十分に取れないと感じる方もいるでしょう。そのような場合は特に、仕事をしていても疲れたと感じるようになってしまいます。定時に帰れなかったり、夜勤があったりしてプライベートの時間が削られてしまうと、ストレスも溜まりがちになります。

不規則な生活が続くと精神的にも不安定になりやすく、体調を崩してしまうこともあるでしょう。看護師の仕事を続ける上では、リフレッシュできる環境を整えることも大事です。

疲れた看護師がとるべき4つの対処法

疲れたと感じるときは、心と体が発するSOSのサインです。これ以上疲れを溜め込まないためにも、ここでは疲れた看護師がとるべき対処法を4つ紹介します。

有給休暇などを使って休みを取る

看護師の仕事を続けていて疲れたと感じるときは体力的な問題だけでなく、精神的にも弱っている状態です。そんなときは無理をせず、しっかり休みを取りましょう。人手不足の職場だと休みにくいと感じるかもしれませんが、無理をして働き続けると心身に不調をきたしかねません。

たとえ人手が不足している環境であったとしても、有給休暇を取得する権利があります。疲れたと感じるときは体調を崩す前に思い切って休みを取り、心身を休ませることが大事です。一時的に仕事から離れることでリフレッシュでき、心に余裕も生まれるでしょう。

異動希望を出す

看護師の仕事に疲れたときは、配属先の部署が自分に合っていない可能性もあります。部署異動を申し出る場合は、まずは上司に相談してみましょう。特に職場の人間関係やハラスメントが原因で疲れたと感じている方は、他部署への異動を希望してみるというのもひとつの方法です。

異動することで、人間関係や労働環境が改善されるケースもあります。転職をすれば新鮮な気持ちでスタートを切れますが、覚えることは多く、慣れるまではかえって疲れを感じる場合もあります。

その点、部署異動は働く病院が変わるわけではないので、転職よりも不安は少ないでしょう。

家族や友人に相談する

看護師の仕事に疲れた際は、ひとりで悩みを抱え込んでしまうと精神的に負担がかかります。そんなときは自分だけで解決しようとせず、疲れたと感じていることや不満に思うことを信頼できる家族や友人に相談してみると良いでしょう。

誰かに悩みを聞いてもらうと気分転換になり、今の職場について冷静に考えられるきっかけになることもあります。相談相手が同じ医療業界で働く人なら境遇もわかってもらいやすいため、自分とは異なる視点からのアドバイスを受けられるかもしれません。

医療従事者でなくても人に話すだけで気持ちが楽になるので、悩みを抱えているときは誰かに話を聞いてもらいましょう。

転職する

労働条件が悪く、精神的にも辛いなら転職をするという方法もあります。待遇を改善したい、ほかの職場で1から頑張りたいと感じている方は今の職場に縛られず、転職に踏み切っても良いかもしれません。

ただし、看護師免許を活かして転職するのであれば、事前に職場の状況や給料はしっかり確認する必要があります。今より忙しい職場なのに給料が下がるようであれば、せっかく転職してもまた疲れを感じやすいです。

看護師として働くのに疲れたという方には、看護師の資格が活かせる他職種への転職も視野に入れることをおすすめします。疲れたからしばらく休みたいという方は、少し休んで転職活動をすると良いでしょう。

疲れた看護師におすすめの転職先

仕事や人間関係に疲れたと感じるときは、転職して環境を変えてみるという選択肢もあります。ここでは、看護師が働きやすいおすすめの転職先を紹介します。

個人クリニック

規模の大きな病院や大手クリニックでの勤務に疲れた方は、個人クリニックへの転職を検討してみると良いでしょう。

規模の大きい病院に比べ、個人クリニックは基本的に夜勤がないため、不規則な勤務の仕方による身体的、精神的な負担も軽減できるでしょう。土日休みのクリニックもあるので、プライベートと両立できる点も大きなメリットです。

訪問看護

訪問看護は、訪問看護ステーションから利用者の自宅に訪問し、健康管理や生活支援を行います。患者様一人ひとりと向き合って看護ケアができるため、やりがいを感じやすい仕事です。

基本的に夜勤がないため、規則正しい生活がしやすいのもメリットです。場合によっては土曜や祝日も出勤になることはありますが、基本的に土日は休みになります。

自分の時間をしっかり確保して心身ともにリフレッシュしたいのであれば、訪問看護師への転職がおすすめです。

介護施設

看護師に疲れたときは、病院以外の施設に転職する方法もあります。看護師の資格を持っていると、老人ホームなど介護施設で看護師として働くことも可能です。介護施設の需要は年々高まっているので、求人もたくさん出ているでしょう。

介護施設なら残業が少なく、夜勤のない施設もあるので、家事や育児、プライベートと両立しやすいメリットがあります。入居者の健康管理をメインに行うので、医療行為は少なくなるものの、体力的な負担は減るので、落ち着いて長く勤務したい方にはおすすめです。

美容クリニック

今の職場で看護師を続けるのが疲れた方は、美容クリニックで美容看護師として働く方法もあります。病院での勤務と比べると医療行為が減るため、精神的な負担を軽減できるでしょう。一般的に夜勤がなく、残業も少ない傾向にあるため、体力的な負担も減らせます。

美容クリニックへの転職を考えている方には転職サイト美容看護師(ナース)専門の転職サイト「ビナラボ」の活用がおすすめです。ビナラボは美容医療業界に特化した求人が豊富で、時期を問わず転職活動が可能です。美容業界に強いアドバイザーによるキャリア形成サポートも受けられるので、妥協のない転職が叶います。

まとめ

看護師は人の命と向き合う仕事なので、プレッシャーも大きく感じやすいです。責任感が強い人も多く、ストレスを溜め込んだまま仕事を続けている人も少なくありません。

しかし、疲れを放置していると心身に不調をきたす可能性があるため、疲れを感じたときは休暇を取ったり、上司や家族、友人に相談したりするなどして対処することが大切です。

看護師として働くのに疲れたときは転職も視野に入れ、自分に合った職場を探してみるのも良いでしょう。