美容看護師がキャリアアップするために必要なスキルは?人気の理由も解説

看護師から美容看護師への転職を考えているものの、美容看護師のキャリアプランがよくわからず、なかなか踏み切れないと悩んではいませんか。美容看護師のキャリアは、看護師のキャリアとは異なります。

この記事では、美容看護師のキャリアプランやキャリアアップに必要なスキル、経験について詳しく解説します。

美容看護師のキャリアプランについて考えよう!

美容看護師のキャリアはどうなっているのか、美容看護師の現状や病院看護師との違いについて説明します。

美容看護師の業務内容

美容医療は大きく分けて、美容外科、美容皮膚科に分けられます。美容外科は手術を扱って美容の悩みを解決する美容医療、美容皮膚科はメスを入れずに美容の悩みを解決する美容医療です。

近年では、痩身分野、AGA治療、アートメイクなど行われるようになり、美容医療といってもその内容は多岐に渡ります。

このような美容医療を行うクリニックで美容看護師が担うのが、手術介助のほか、消毒や医療機器の管理、患者様への説明などです。一般的な病院での看護師の役割は看護が中心ですが、美容クリニックでは看護だけでなく、業務サポートを含め幅広い役割を担います。

高まる美容看護師の人気

美容看護師の役割や業務内容について説明しましたが、そもそも美容看護師はニーズのある仕事なのでしょうか。結論から言うと、美容看護師のニーズは高まっています。

まず、近年の日本国内での美意識の高まりにより、美容関連分野への関心が上がってきているためです。このようなニーズの高まりは、メディアやSNSからの影響も大きいでしょう。

特にSNSの普及で、美容医療に関するさまざまな情報を目にするようになったこともあり、関心を持つ人は増えました。ビジュアル重視のSNSが流行って、美容への関心が高まったという背景もあります。

また、近年の美容医療の発展もあって、メスを入れない美容皮膚科でやれることも増えたのも理由のひとつです。ライトな施術が増えて裾野が広がり、価格が安くなるにつれ施術のハードルが下がったことが背景にあります。

このように、国内での関心の高さもあって、美容看護師の求人も増えてきているのが現状です。基本的に夜勤がない勤務形態であることから、夜勤のある一般的な病院から美容クリニックへの転職を検討するケースも増えています。

病院看護師と美容看護師の違い

美容看護師の業務には、手術介助や点滴、注射のように、病院で行っているような業務も含まれます。しかし、病院とは異なり自由診療を主としていることから、丁寧さなど接遇面で求められるレベルは高いです。

ただし、美容看護師の業務にはリスクを伴う処置などもありますので、病院での経験は強みにもなります。状況に合わせて適切な対処ができるようにしておくには、病院である程度の経験があった方が良いです。

美容看護師がキャリアアップするために必要な経験やスキル

美容クリニックで美容看護師として働くにあたり、病院での臨床経験のスキルが求められることが多いです。特に注射や点滴、採血のスキルが求められる傾向にあります。看護師として臨床経験を積んでから美容看護師に転職するのが一般的な方法です。

また、臨床経験以外では、コミュニケーション力が重視されます。営業の側面がある美容クリニックは、患者様というよりお客様として接することが求められるためです。接客や販売に必要なコミュニケーション力は、美容看護師を目指すのであれば重視しておきたいスキルになります。

接客面のスキルを磨くなら、資格取得も考えると良いでしょう。接客に関する資格には、接客サービスマナー検定があります。接客の基本からビジネスマナー、クレーム対応まで、幅広い業界で役立つ、質の高い接客サービスを認定する資格です。

接客サービスマナー検定は4つの級位で構成されており、より上位を狙うことでキャリアアップに役立ちます。

さらに、看護師の資格に加えて、化粧品検定やリフレクソロジーなどの美容関連のスキルや資格があると良いでしょう。美容に関する知識があるという点がアピールポイントになります。

美容看護師として活躍するために知っておきたい注意点

ここでは美容看護師への転職をする前に知っておきたいポイントを2つ取り上げます。

美容看護師に転職する時の注意点

まず、注意したいのが給与面です。美容クリニックにおいては、美容看護師の給与にインセンティブを導入しているところもあります。インセンティブとは、業績に応じて支払われる報酬のことです。クリニックによって異なりますが、化粧品の購入があった場合やノルマを達成したときにインセンティブが上乗せされるといったケースがあります。

インセンティブによって、給与額に大きな開きが出ますので、転職の際はインセンティブの有無も確認しておきましょう。

また、美容看護師の場合は、シフトについても注意が必要です。美容クリニックはサービス業的な面が強いことから、土日祝日も開業していることが多いです。そのため、土日祝日や連休の休みが取りづらいことがあります。シフトがどのようになっているか、求人内容を確認して、納得した上で応募しましょう。

さらに、美容クリニックによっては、クレーム対応を任されることもあります。これまでのどのような経験が美容看護師の仕事で活かせそうか、考えた上で応募するようにすると良いです。

キャリアアップを目指すときの注意点

美容看護師として働き続ける人の多くは、美容に関心が高いです。このように、美容に関心が高いから苦にならないなど、入職後もやりがいがないと仕事を続けるのが辛くなることもあります。

美容看護師でのキャリアアップを考えるなら、やりがいを持って働けるかどうか入職前から具体的にイメージしておくことが大切です。

また、美容看護師として特定の分野に特化したスペシャリストになりたいのか、幅広い分野に対応するジェネラリストになりたいのかで、進むべき道は変わってきます。

特定の分野に特化したいのであれば、スキルを磨いていきたい分野での入職が必要です。一方で、幅広い分野に対応したいなら、さまざまな分野のクリニックで経験を重ねることが必要になります。

美容看護師としてこれからどうなっていきたいかイメージし、自分の望むキャリアが積めるフィールドでの入職を目指しましょう。具体的なイメージを持つことで求人内容のどこに注目するべきかがわかりますし、キャリアアップも実現しやすくなります。

美容看護師がキャリアアップを目指すなら「ビナラボ」がおすすめ!

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美容クリニックでの施術体験などのイベントも開催しており、美容看護師の仕事を肌で体験することも可能です。

美容看護師が転職後もやりがいをもって働けるように、美容クリニックに詳しいアドバイザーがサポートする体制もあるため、安心して美容看護師の仕事を探すことができます。

美容看護師の転職をお考えなら、まずは美容看護師(ナース)専門の転職サイト「ビナラボ」の無料相談をご利用ください。

まとめ

美容看護師の仕事は、病院看護師の仕事と同じような業務も含まれますが、接客など美容看護師ならではの仕事もあり、業務範囲が幅広いです。また、クリニックによってはインセンティブを取り入れているところもあり、給与体系も変わってきます。

シフト勤務で、土日祝日も営業しているところが多いのも美容クリニック業界の特徴です。

このように、病院看護師の働き方やキャリアと異なる部分もありますので、しっかり情報を集めた上で、希望のキャリアアップがかなう転職を実現させましょう。