看護師の夜勤明けのスケジュール|翌日のおすすめの過ごし方を紹介

看護師の夜勤明けのスケジュール

看護師の夜勤明けのスケジュールは、二交代制と三交代制のどちらで勤務しているかによって異なります。それぞれの基本的なスケジュールについて見ていきましょう。

二交代制

二交代制で勤務している看護師は、以下のような勤務時間で働くのが一般的です。

・日勤:8時~17時の8時間勤務
・夜勤:17時~9時の16時間勤務(1~3時間休憩)

一般的に二交代制は夜勤の勤務時間が長いことから、夜勤明け当日と翌日が休みになるようシフトが組まれます。

三交代制

三交代制で勤務している看護師は、以下のような勤務時間で働くのが一般的です。

・日勤:8時~17時の8時間勤務
・準夜勤:16時~0時の8時間勤務
・深夜勤:0時~9時の8時間勤務

三交代制の場合は夜勤明けが休み扱いとなり、翌日は出勤になるケースが多々あります。二交代制と比較すると1回の勤務時間は短いですが、夜勤明け当日・翌日が休みになる二交代制と比べて休みの時間は短めです。

勤務の時間帯も3種類あるため、「体がついていかない」「二交代制よりも辛い」と感じる人もいるようです。

看護師の夜勤明けの過ごし方|アクティブ編

二交代制・三交代制のどちらにしても、夜勤は体に負担がかかるものです。そこで、「夜勤明けはゆっくり休んだほうが良い」と考える人もいると思いますが、必ずしもそうとは限りません。

活動的なタイプの人の中には、夜勤明けはアクティブに過ごしてストレス解消したいという人もいるのではないでしょう。この項目では、積極的に活動したい人向けに、おすすめの夜勤明けの過ごし方を紹介します。

ジムやヨガで身体を動かす

夜勤明けにアクティブに過ごしたいなら、ジムやヨガに行って、あえて体を動かしてみるのはいかがでしょうか。

体が疲れているときに軽い運動をすると、血流が良くなり疲労物質が排出されやすくなるといわれています。夜勤明けの疲労も、ジムやヨガで汗を流せば軽減されるかもしれません。

ただし、激しい運動はかえって体を疲れさせてしまうので、無理なく楽しむ程度にすると良いでしょう。

食事やショッピングを楽しむ

午前中に夜勤が明けるなら、一度家に帰って仮眠を取り、午後からランチやショッピングに出かけてみるのも良いかもしれません。

おいしい料理を味わったり、気になっていたお店をのぞいてみたりして楽しめば、気持ちもリフレッシュできるでしょう。

土日祝日は人が多い場所でも、平日なら空いていてゆっくり過ごしやすいので、平日の夜勤明けに出かけるのがおすすめです。

家事や掃除をする

夜勤明けに、洗濯や掃除などの家事をまとめて終わらせるのも良いでしょう。普段は手を付けていない箇所まできっちり掃除したり、凝った料理を作ったりして満足感を得れば、良いストレス発散になるでしょう。

平日の夜勤明けなら、空いている時間を狙って銀行や役所に行く用事を済ませるのもおすすめです。

看護師の夜勤明けの過ごし方|リフレッシュ編

「夜勤明けはアクティブに活動できない」というタイプの人もいるでしょう。続いては、夜勤明けはゆったり過ごしたい派の人がリフレッシュするための、おすすめの方法を紹介します。

ゆっくり身体を休める

「夜勤明けは疲れて動けない」という人は、とにかくゆっくり身体を休めることに専念しましょう。

とはいえ、睡眠時間を取りすぎてしまうと、生活リズムが崩れて、疲れが抜けきらないおそれがあります。仮眠は数時間程度に留めて、湯船に浸かったり、趣味に没頭したりするなど、まったり過ごすのがおすすめです。

1日何もせずにダラダラすると、「無駄な時間を過ごした」と罪悪感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、看護師は緊張感のある環境で働く、精神的に体力的にもハードな仕事です。休日に緊張をほぐすことも心身の健康を保つのに大切なことなので、何も気にせずにゆっくり過ごしましょう。

動画や漫画などを楽しむ

映画やアニメを見たり、小説や漫画を読んだりしてはいかがでしょうか。

好きなお菓子やドリンクなどを用意して、物語の世界に没頭すれば、リフレッシュできるでしょう。自宅で人目を気にせず楽しめる趣味なので、インドア派の人にぴったりです。

エステやマッサージで疲れを癒す

「ジムに行ったりショッピングしたりするほどの元気はないけれど、外に出かけたい」というときには、エステやマッサージに行くのも良いでしょう。

看護師は立ち仕事が多く、業務中に緊張する場面も多いため、肩や腰が凝ったり、足がむくんだりしやすい傾向にあります。夜勤明けにエステやマッサージなどに行けば、疲労回復に役立つでしょう。

「運動はしたくないけれど、汗を流したい」というときには、岩盤浴でリフレッシュするのもおすすめです。

看護師の夜勤明けが辛いときの対処法

いろいろな過ごし方を試してみても、夜勤明けが辛いこともあるでしょう。そんなときは、夜勤前後の過ごし方や働き方を見直す必要があります。具体的には何をすればよいのか、夜勤明けが辛いときの対処法を見ていきましょう。

夜勤前後の食事を見直す

夜勤明けが辛いと感じるときには、夜勤前後の食事の内容を見直してみましょう疲れているときには胃腸の働きが悪くなるため、脂っこいものや高カロリーなお菓子などを食べると、胃もたれしやすくなります。

胃腸の状態が悪くなると、疲れやすくなったりむくんだり、頭痛や肩こりなどの症状が出やすくなるため、疲れが長引いてしまうおそれがあります。夜勤前は消化しやすく、胃腸に負担がかかりにくい食事を取るよう心がけましょう。

生活リズムを整える

夜勤明けが辛いときは、できるだけ生活リズムを整えることも大切です。日勤と夜勤を繰り返す看護師の仕事は、日勤のみで働く人よりも生活リズムが乱れやすいといえます。

夜勤前のギリギリの時間まで活動していたりすると、体が回復する暇がなくなり、疲労が蓄積してしまいます。夜勤明けに長時間眠るのは避けて仮眠程度にする、食事の時間を一定にするなど、なるべく生活リズムを整えるようにしましょう。

夜勤のない働き方を検討する

夜勤自体が合わないと感じるなら、夜勤のない職場に転職することも検討しましょう。看護師といっても働き方はさまざまで、夜勤なしで働けるところもあります。

下記の記事では夜勤なしで働けるおすすめの職場を紹介していますので、夜勤なしの働き方に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

看護師が夜勤なしで働けるおすすめの職場7選!年収もチェックしよう!

まとめ

日勤と夜勤を繰り返す看護師の働き方は、体に負担がかかるものです。体を壊すことがないように、自分に合った夜勤明けの過ごし方を考えて、上手にリフレッシュしましょう。

いろいろな過ごし方を試しても夜勤明けが辛いと感じる場合は、夜勤前後の食事内容を見直したり、生活リズムを整えたりすることが大切です。

それでも夜勤明けが辛い、夜勤が合わないと感じる場合は、夜勤なしで働ける職場に転職することも検討してみましょう。